雫(しずく)をテーマに植物装飾を施した『グレイス』シリーズのリング。
石は、ガーネット、ペリドット、アメシスト、ブルートパーズなどからお好みで選択可能で、画像のものはラブラドライトの一種である『スペクトロライト』という石を留めました。
深みのある漆黒にブルーの虹彩が揺らめくような、独特のシラー効果(ラブラドレッセンス)を持った美しい石です。
このシリーズは、地金の仕上げ方法を『白仕上げ(白)』と『燻し仕上げ(黒)』の2種類から選択可能で、こちらはホワイトカラーの白仕上げタイプとなります。
職人言葉では「酸果たし(さんはたし)」や「酸洗い(さんあらい)」などとも言いますが、銀地金を火にかけて黒変した酸化被膜を希硫酸で洗うことで、このように和らかな風合いの白い地金肌となります。
鋳造で吹いた(溶かした)場合などは酸化被膜が厚くなり、1度目の酸洗いでは黄ばんだ色になったりするので、真っ白になるまで何度かこの工程を繰り返します。
この白い部分を残して磨き上げることを『白仕上げ』と呼びます。
過去作品
素材:スターリングシルバー(SILVER 925)、各種ルース
関連作品
グレイス・リング(燻し上げ)
グレイス・バングル
グレイス・リング(スリム)