ミーグウェッチ・リング

ネイティブアメリカンの言葉のリング(縦向き、黒背景)
ネイティブアメリカンの言葉のリング(横向き、白背景)
ネイティブアメリカンの言葉のリング3
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Shadow

Miigwech Ring

2006年から製作していたネイティブアメリカン(アメリカン・インディアン)の言葉を打ち込んだリングです。

ネイティブアメリカンには多種多様な部族や文化があり、こちらは、オジブウェ族(オジブワ族)の言語で、

  • Sageen:愛と尊重
  • Gitchi Migwetch:大いなる感謝

という意味の言葉を打刻しています。

作品情報

素材:SILVER 925(スターリングシルバー)
モチーフ:ネイティブアメリカンの言葉
デザイン:平打ち、刻印、梨地

制作の背景

銀を溶かして叩き延べ、角棒を作ってから刻印を打ち込んだ、鍛造の平打ちリングです。

表面は、光をやわらかく反射する梨地仕上げで、ギラ付きを抑えた風合いにしています。

『シンプルながらアクセントのあるデザイン』、『どんなスタイルにも馴染み、毎日着けやすいリング』をテーマに制作しました。

ネイティブアメリカンの思いやりや敬意、愛情の言葉を刻みました。日常で心にそっと寄り添う、いつも身に着けていられる、お守り的なリングです。

ミーグウェッチの綴りに付いて

この言葉には表記ブレが多いため、背景について少し補足します。

ネイティブアメリカンは元々、白人入植者と接するまでは文字を持たなかった文化であり、英字文献に書されている彼らの言葉は、口承で伝えられてきた言葉をアルファベットに置き換えた当て字となります。

『オジブウェ族』だけでなく、同じアルゴンキン語族の言語グループに属する『オタワ族(カナダの首都名の由来)』や、『ポタワトミ族』なども同じルーツの言葉を使っており、お互いを『アニシナーベ (人間/私たち)』と呼んで意思の疎通や共有はできたようですが、地域や部族によって様々な方言があり、統一された表記はありません。

このリングの「Migwetch」という綴りは、オジブウェ族のRobert Blackwolf Jones(ロバート・ブラックウルフ・ジョーンズ)氏の著書の表記を基にしたものですが、現代では「Miigwech」や「Miigwetch」という表記が主流になっています。

発音に関しても、当時の書籍には「ミーグウィッチ」と記載されていますが、本サイトでは、実際の発音に近い「ミーグウェッチ」に変更しています。

日本語の情報では「オジブワ族(Ojibwa)」と表記されますが、現代ではこれは古い綴りとなっています。本国の部族コミュニティやフォーラムなどでは、「Ojibwe」の表記が圧倒多数であるため、本サイトではそれに倣って「オジブウェ族」と表記しています。

Aruet(アルエト)の前身、グラシア・シルバースミスのギャラリーサイトです。

ブランドのリニューアルに伴い、グラシア作品の新規受注は終了いたしましたが、本サイトでは、これまでの作品の一部をアーカイブとしてご覧いただけます。

*GRACIAについて*
自然の風景や動植物をモチーフに、クラシカルな装飾のエッセンスを取り入れたデザインが特徴。2005年より制作を開始し、デザインから原型制作、鋳金、貴金属加工まで、すべての工程を工房で一貫して手掛けています。